CBDとTHCの特徴

そもそもCBDとTHCって何?

CBDとTHCという言葉は、日本人にとっては馴染みのない言葉です。
Labo Zeroに辿り着いて、この記事を読んでいる方はもしかすると既に聞いたり、理解していたりするかもしれません笑
でも、初心者の方にも分かりやすくする為にご説明します。

CBDとは、Cannabidiol(カンナビジオール)の略称で、つまり医療大麻と呼ばれる成分です。
ここ近年ではその成分の効能が注目され、コーヒーやグミ、化粧品に至るまでCBDが含まれた商品が販売されています。
その効能と一部として、パーキンソン病、皮膚病、偏頭痛、うつ病など様々な疾患に有効だといわれています。
約27の疾患に効果的といわれると、CBDが注目される理由も理解出来ますよね!

では、THCとは何か?
THCとは、Tetrahydrocannabinol(テトラヒドロカンナビノール)の略称で、大麻樹脂に含まれている大麻草の成分です。
もっと簡単に説明しますと、大麻草を摂取するとハイになる原因の成分です。
大麻草のマイナスイメージはTHCによるもので、日本でTHCが含まれている商品を所持していると逮捕されてしまいます…!

ざっと説明しましたが、CBDもTHCのどちらも大麻草に含まれている成分なのです。

*THCは生の大麻草には含まれておらず、伐採後にTHCAが熱や光によって脱炭酸する事でTHCに変わります。
なので厳密に説明すると、THCは大麻草には含まれず乾燥大麻に含まれている成分です。

CBDとTHCの明確な違い「ハイになるか・ならないか」

どちらも大麻草に含まれている成分の一種と説明しましたが、明確に何が違うのか…?
その1つとして先ほども簡単に説明しましたが、「ハイになるか・ならないか」。

大麻と聞いて皆さんが想像出来るのは、おかしくなったり、ハイになったり、いわゆる「いってしまっている状態」。
大麻を使用した事がある方にとっては、上記の内容は適切な説明ではないかもしれませんが…まとめると、多幸感をもたらす効果ですね。
このような精神作用をもたらしている成分が、THCです。

*ではCBDには、精神作用がないのかと言われますと、厳密にはそうだとは言い切れません。
しかしこの記事ではそこの部分に関して細かく説明しません。次回の機会に!

日本におけるCBDとTHCの違法性

第一条 この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
(昭二八法一五・平三法九三・一部改正)
引用元: 大麻取締法

大麻取締法によると、大麻草の茎や種子から作られた製品は該当しないと定められています。
CBDとTHCは大麻草の成分ですので、もちろん両方とも茎や種子に含まれています。
しかしTHCは、日本において取扱や販売は違法です。
なので、日本で厚生労働省の許可を受け発売されているCBD商品は、大麻草(*ヘンプ)の茎や種子に含まれているものを取り出したものになります。
*ヘンプとは、同じアサ科の植物でTHCの含有量が大麻草より少ない。
厚生労働省の許可を受ける為には、その事が証明される証明書などを発行し、正式な手順を踏んで販売されていますので、
日本においてCBDは違法ではなく合法といえるでしょう。

*もちろん個人輸入などで厚生労働省の許可を得ていない商品はそれに該当しません!気をつけてください!

参考文献
  • アイリーン・コニェツニー、ローレン・ウィルソン『CBDのすべて』
  • 大麻取締法