フルスペクトラム・ブロードスペクトラム・アイソレートの違い

いろんな種類のCBD製品がお店に並んでいる中で、自分の好みの製品を探すのには一苦労します。
お店の方に相談して探すことはもちろんですが、インターネットで購入する際はそうもいきません。
なので、これからCBD製品を買う方の為にCBDのフルスペクトラムについて詳しく説明していきます。

CBDフルスペクトラムって何?

CBD製品は大きく分けてフルスペクトラム、ブロードスペクトラム、アイソレートの3つに分けられます。
自分に合った製品を選んでいく中で、この上記3つの違いについて知っておく事は重要でしょう。
CBDアイソレートの詳しい記事はこちら

そもそもフルスペクトラムCBDって、どのような製品を示すのか?
本来、大麻草もヘンプも原材料としての状態では、フルスペクトラムとなります。
具体的に3種類を分ける方法としては、成分の抽出方法や生成の過程によって分けられます。
フルスペトラム、つまり「全草抽出」となり、ヘンプから取れるCBD以外の成分を含むCBD製品のことを指します。

どんな植物や野菜にもビタミンや鉄分をはじめとした様々な栄養素が含まれていますよね。
もちろんCBDの原材料となるヘンプも同様に、CBDという成分以外にも様々な栄養素(具体的な栄養素は下記を参照)が含まれています。
フルスペクトラムはCBD成分のみを抽出するだけでなくCBD成分を豊富に残しつつ、
ヘンプから取れる他の栄養素も含まれている製品となります。

フルスペクトラムCBDの輸入は違法

日本国内において、麻薬及び向精神薬取締法でTHCは規制されています。
微量でも含まれているCBD製品の輸入は違法となり、大麻取締法で罰せられる可能性があります。
THCが含まれるフルスペクトラムも大麻に該当します。
販売されてる事はほぼありませんが、日本国内でフルスペクトラムCBDを見かけても購入は避けましょう。
*アメリカでは、THC0.3%以下のヘンプであれば大麻ではなく農作物と扱われます。

THCは「麻薬及び向精神薬取締法」で規制されています。CBD製品の輸入時には、 THCやCBDの濃度などが書かれた成分分析書を関東信越厚生局麻薬取締部に提示することが必須です。そのため、THCが含まれているものは輸入できません。

※厚生労働省が行う「大麻」に該当するか否かについての回答は、あくまで提出された資料に基づいて行うものです。実際に輸入しようとするものが「大麻」に該当しないことを判断するものではありません。なお、厚生労働省に対し提出した資料については、実際に輸入を行う際、再度、税関又は厚生労働省に対し提出する必要が生じる場合があります。
※したがって、提出された資料に基づいて厚生労働省が「大麻に該当しない」と回答した場合であっても、輸入の際の税関若しくは厚生労働省の検査又は国内における検査で THC が検出された場合等には、「大麻に該当する」ものを輸入したものとして大麻取締法に基づき処罰を受ける可能性があります。
※「大麻」については輸出についても禁止されていることから、上記の検査で THC が検出された場合等には、相手国に返送することはできません。 一部引用元:厚生労働省 地方厚生局 麻薬取締部ホームページ「CBD(※)オイル等の CBD 製品の輸入を検討されている方へ」
引用元: 一般社団法人日本化粧品協会

具体的にどんな栄養素が含まれているの?

1.THC
フルスペクトラムCBDと言えばTHCです。
大麻(マリファナ)に含まれている、いわゆるハイになる成分です。
しかしTHCを含む製品を所持・使用することは、日本国内においては違法となります。
ですが、皆さん安心してください笑
CBD製品として世の中に売られているものの多くは、THC0.03%以下になります。
もちろん0.03%以下なので、ハイになることはありません。
アメリカでも全州で合法で購入することができます。
THCには、リラックスや炎症を抑える効果などがあるとされCBDの効能と少し似ています。
なので、フルスペクトラムのCBD製品は、THCを含むCBD製品よりも効果がアイソレートよりも強くなると言われています。
より強めの効果を期待する方は、ぜひフルスペクトラムを購入してみてください!

2.テルペン
こちらもヘンプを代表する成分となります。

テルペンとは、
・必須ビタミン
・タンパク質
・脂肪酸
などをまとめてテルペンといいます。

3.CBN
カンナビノール(CBN)は、大麻草に微量に含まれているカンナビノイドです。
CBNは中枢神経系にはほとんど影響を与えず、その効果は様々な免疫細胞における免疫制御作用と抗炎症作用として表れることがわかっています。
主な効果は睡眠の補助、及び鎮静作用です。
実験の結果、喘息や関節痛をはじめとする様々な症状に役立つと非常に期待されているカンナビノイドなのです。

4.CBC
カンナビクロメン(CBC)は、CBDやTHCに比べて認知度は低いですが、その効果には大きなメリットがあることがわかっています。

【抗菌薬】
CBCは細菌や真菌からあなたの身体を守る役割を果たします。
なので、抗ウイルス効果に役立つかもしれないと研究が今進んでいます。

【抗炎症作用】
CBCは、腸管の炎症だけでなく、浮腫(腫れ)も軽減します。
また、CBCは他のカンナビノイドと組み合わせるとより強い効果を生み出します。

【鎮痛剤】
THCほど効果は強くはありませんが、痛みを軽減します。
CBCは非精神作用性であり、大麻の全体的な鎮痛効果に貢献しています。
高血圧の症状を出すことなく、痛みの治療に使用できると期待されています。

フルスペクトラム以外の物を選ぼう

THCが含まれるCBD製品は違法となりますので、ブロードスペクトラムかアイソレートを選びましょう。
CBDの成分だけでなく、THC以外の大麻草やヘンプに含まれている有益な成分(化合物)を全て得るためには、ブロードスペクトラムCBDしかありません。
しかし、アイソレート、ブロードスペクトラム、どちらも試して自分の好きな方を選ぶ事をオススメします。
ブランドによっても感じ方はかなり違うので、試すに越した事はありません。
私が個人的に使用するCBD製品は、オイルなど使いやすい商品もありますのでフルスペクトラムを使用する方が多いです。