今は亡き5歳の少女がCBDを世界に広めた

【CBD】CBDを世界に広めたのは今は亡き少女?シャーロット・フィギが残した火種

画像引用元: Forbes

皆さんはシャーロット・フィギちゃんというコロラド州の女の子をご存知ですか?
彼女こそCBDの凄さを世に広めた第一人者のうちの一人として知られています。
そんな彼女は先日、難病で13歳という若さでこの世を去りました。
彼女が世に残した功績は、数々の発作に悩む子供達を今も救っています。
今回はそんな彼女への追悼の意も込めて、彼女の物語を話したいと思います。

トラべ症候群と戦い続けた日々

彼女は生後3ヶ月の頃からトラべ症候群をもっていました。

ドラベ(Dravet)症候群は乳児重症ミオクロニーてんかん(SMEI)とも呼ばれる乳幼児期に発症する難治てんかんです。
1歳未満で最初の発作が起こり、その後も発作を繰り返し、発作重積(てんかん発作が5分以上継続すること)となる事も度々あります。
引用元: ドラべ症候群とは

トラべ症候群とは乳児重症ミオクロニーてんかんとも呼ばれ、乳幼児期に発症する難治てんかんです。
発作が5分以上続くことも多くあり、難病の一つとして知られています。
Charlotteは300回もの発作が一週間に発症するほどの重症で、生まれながらにしてこの難病と戦い続けていました。

そんな彼女が苦しみながらも戦い続ける中、ある転機が訪れます。
シャーロットちゃんの父親であるマットさんは、
ネットでカリフォルニアの若い男の子がCBDで発作を治療していることを知ります。
すぐに家族で医療大麻の使用が合法であるコロラド州に引っ越します。
そしてCharlotteはCBDオイルで治療を始めたところ、
5歳になる頃にはほとんど発作が起こらなくなるまで回復したのです。

しかし悲しい事にシャーロットちゃんは、13歳という若さでこの世を去りました。
2020年4月8日に、彼女の家族の親しい友人がある投稿をfacebookにしました。
「Charlotteは苦しみと発作から解放されました。皆さんのたくさんの愛をありがとうございます。」
未だ死因は公にはされていないものの、おそらくコロナウィルスによるものだと思われます。

彼女はなぜCBDを世界に広めた第一人者なの?

彼女は赤ちゃんの時からCBDを使用し始め、5歳になる頃には発作をほとんど克服するという経験から、
当時シャーロットちゃんが使用していたヒッピーズディサポイントメントというTHCが低い割合で含まれたCBDオイルがシャーロットウェブという名前に改名されました。
彼女の経験は瞬く間に世に広まり、まだ多くの州で医療大麻が違法なアメリカでは、
シャーロットちゃんと同じような発作で悩む人や家族が、
シャーロットウェブが売られているコロラドスプリングに引っ越すという社会現象を起こし、
世界中のメディアから注目されることになります。
そしてアメリカの大手テレビ局CNNの大麻ドキュメンタリーで特集されたことによりさらに注目を集め、
2019年にはアメリカの大手大麻雑誌ハイタイムズで、子供で初めて表紙を飾り特集が組まれました。
そのことから彼女は国際医療大麻ムーブメントの第一人者として知られるようになり、
またアメリカの医療大麻合法化の動きにも多大な影響力を及ぼしたと言われています。
コロラド州の知事ジャレッド・ポリスさんは、彼女の命日4月7日を公式にコロラド州のシャーロットフィギデイという記念日に登録したことを公表しました。

未来の為にできること

難病と戦い続けたシャーロットちゃんは今も尚人々の心に残り、CBDを世界に広める活動に貢献しています。
彼女が残したその軌跡を私たちはより世に広め、シャーロットちゃんと同じように難病と闘う方や家族の支えとなりたいと考えています。
この記事も今はまだ小さな火ですが、少しずつ大きくしていきます。
心よりお悔やみ申し上げます。