古来から重宝されてきたヘンプ

CBDの原料であるヘンプとは?

CBDの原料して扱われるヘンプは、古来から人々の生活に様々な形で重宝されてきました。
ヘンプとは、大麻と同じ麻科の植物でTHCの含有率が少ない麻です。
麻縄や麻布の麻(ヘンプ)と言われると分かる方が多いと思います。

麻は、植物表皮の内側にある柔繊維または、葉茎などから採取される繊維の総称。狭義の麻と、苧麻の繊維は、日本では広義に麻と呼ばれ、和装の麻織物として古くから重宝されてきた。狭義の麻は、神道では重要な繊維であり様々な用途で使われる。麻袋、麻縄、麻紙などの原料ともなる。
引用元: wikipedia

そんなヘンプは、とても素晴らしく世界で最も早い段階で栽培されてきた作物の1つと言われています。
今回はそんなヘンプの有効的な使い道を一部紹介していきたいと思います。

ヘンプの7つの活用

ロープ
おそらくヘンプの一番古代的な使い道であります。
ロープは今でもヘンプ繊維で作られている製品の中で重要なものであり、
最も古いヘンプが使われた痕跡はヘンプ繊維が発見されたアジアで紀元前8000年前にも遡ります。
麻紐は強度と耐久性に強いことが有名です。

布、織物
ロープ以外で長年ヘンプが活用されている物といえば布や織物です。
こちらもロープと同様に耐久性があるため使われていて、キャンバスからニット、良質なリネンまで作る事ができます。
また他にも舟帆、タープ、カーペット、衣服などの布製品に麻が使用されています。


麻で作られた紙の歴史は紀元前2200年前の中国にまで遡り、韓国と日本にも広まりました。
ヨーロッパでも使用されていましたが、初めてヨーロッパに運び込まれた麻紙は13世紀あたりに中東からのものだと言われています。
ヘンプの高い繊維素と低い木質素という特徴から木材よりも少ない量でたくさん紙を製造する事ができ、現在でも麻紙は主にアメリカで製造されています。

ヘンプオイル
ヘンプから抽出されるヘンプオイルは様々な用途で使用することができます。
代表的な例として、石鹸、シャンプー、デタージェントなどのスキンケア製品の他にも潤滑油業界や、絵画、インク、ニスがあげられます。
CBDが含まれるヘンプオイルは、肌に触れてもTHCと同じ精神作用に影響はないと言われています。

バイオ燃料
長年の間、研究者や科学者たちはヘンプがバイオディーゼルやバイオエタノールに加工される可能性を研究しています。
ヘンプは短期間で栽培でき、オイルを抽出した後は他にも多様な使い道があるから環境に良いとされ注目されています。

建造物の原材料
多様で強いヘンプの性質はたくさんの建物の原材料に使用されています。
屋根、床、壁、コーキング、セメント、ペンキ、建築材、壁や天井に塗る膏薬、ベニヤ板、補強されたコンクリート、レンガなどを製造することができ、
アメリカでコンクリートならぬヘンプクリートを使用した家が2010年にノースカロライナのナッシュビルで建造された事で有名です。

スーパーフード
自然栄養素の専門家は、ヘンプシードをスーパーフードだと言います。
必須脂肪酸が豊富で、他にもプロテイン、抗酸化物質、食物繊維、ビタミン、ミネラルも豊富である事が判明されています。
ヘンプシードは、アメリカ以外にも世界中で入手可能で、一部の国ではヘンプシード(ヘンプハート)はシリアル、プロテインバーや自然派食品の原材料に使われています。
また牛乳や豆乳とは違う、ヘンプミルクにも加工されています(味は、他の植物由来、乳製品不使用ミルクに似ています)

参考文献